俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

GO!GO!7188「心の旅」

今の職場に来たのはもう14年前になるんですかね。アパートを決めに一度特急列車に乗って来て、頑張るぞ、と心に誓ったのをはっきり憶えてます。

ただ、就職すると、教える仕事をしながら勉強してればいい、というほど現実は甘くなくて、あちらからもこちらからも思ってもみなかった「役割期待」が押し寄せてきて、ほんと、論文なんていつ書いたらいいの?という状態。ずっと後になって、たくさん書いてる人は休日を返上し睡眠時間を削って書いているんだ、と知って、自分の世間知らずを思い知りました。

一年があっという間に過ぎてゆきます。夏が忙しい職場なので、そうですねえ、秋の学園祭が終了して、会計監査から何から終わるまで、ちっとも落ち着きません。で、いつの年の学園祭だったか、野外ステージで若い人たちのバンドが次々出てきて思い思いの演奏をするのを、たこ焼きをほおばりながら聴いていました。女の子3人のバンドが出てきて一曲だけ演奏したのが「心の旅」。ご存知チューリップのヒット曲ですが、女の子たち、完全に轟音、高速のパンクロック仕様の演奏で、へ~なかなかやるもんだね、と思いながら聴きました。あとで知ったのですが、これ、GO!GO!7188のヴァージョンのコピーだったようです。なるほどね。

過去のきれいなメロディをパンクのアレンジで…安直といえば安直ですが、あの学園祭の女の子バンドはよく練習したとみえて、リズムも正確、歌詞もはっきり聴き取れて、なかなかみずみずしい演奏でした。僕、もう若い人の聴く音楽わかりませんけど、GO!GO!7188、一定の支持を受けているんだな、となんとなく実感。できれば「浮舟」のコピーってのも聴いてみたかったですが、ああいうクセのある楽曲は、演奏が難しいのかな?