俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

Puffy「ハイティーン・ブギ」

パフィの80年代ポップのカヴァー集『The Hit Parade』が、どこ探しても出てきません。

あれは4年前。学会で訪れた街で、午後、疲れたので会場を抜け出して、車で街をぶらぶらし、中古CD店でこれを見つけて買いました。あの時はくるまでしたから、すぐカーステレオにセットして聴くことができました。近藤真彦の「ハイティーン・ブギ」のネオロカビリー風のカヴァーが最高でした。

ヴォーカルは吉村由美さん。出だしでワイルドなシャウトを一発、気合い十分です。演奏は、付点のついたハネるリズムにしたのが功を奏して、抜群のノリのよさ。参謀、奥田民生さんのセンスの鋭さがよくでたアレンジです。「お前が望~むなら~」の後に切り込んでくるギターのカッティングなんか、もう最高って感じですね。歌と演奏がちゃんと対話してます。あと、やっぱ、山下達郎氏のメロディが、こういうアレンジにもちゃんと耐えうる堅固な芯みたいなものをもっていて、いいんですよねえ。これ、今、CDが手元になくて、amazonのページで「視聴」を繰り返しながら書いてるんですが、いや、最後まで聴きたいです。でも、一時期こればかり聴いてた時があって、頭の中がiPod化していて、CDが手元になくても、いつでも頭の中で「再生」できますよ。

ハイティーン・ブギ 未来を俺にくれ

ハイティーン・ブギ 明日こそお前を 幸せにしてやる それで決まりさ

ああ、そういえば、あの学会のときは、知った顔だけで居酒屋に集まって、湯豆腐を食べながら一杯やってたんですよね。いい気分になって「オレら、いっつも同じメンツで固まってて、田舎の暴走族みたいじゃないか」と言ったら、みんなから「そのたとえはいかがなものかなあ」とたいへん叱られました。あんなこと言ったのはカーステレオで「ハイティーン・ブギ」なんか聴いてたから、ではなくて、僕がちょっと軽率だったから、と反省。パフィに罪はありません。

あ、そうだ、今日は岩崎宏美さんの話題の続きを書くつもりだったんだ。まあ、いいや、そっちは来週にでも。