俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

ペドロ&カプリシャス「ジョニーへの伝言」

9月18日の記事の続きです。

結局、職場に何のポスターを張るか、という問題なんですが、美術品のポスターを販売する某サイトを見つけて、エゴン・シーレの「踊り子」という絵のポスターを注文、それを張ってます。

エゴン・シーレについては別に詳しいわけじゃないです。ただ中欧の芸術家に対してはずっと漠然とした憧れがあって、以前、一度だけプラハ(ウイーンではない)に行ったときもエゴン・シーレの英語の研究書を見つけて、即買えばいいものを、その旅ではたくさんお金を使っちゃったので、ISBNだけ控えてきて、日本に帰ったら注文しようと思ってるうちにメモを紛失し、結局その本は手に入ってないんです。

で、今回も、要は題名ですね。「Die Tanzerin」っていう。オンナの踊り手。ってとどのつまり、ストリッパーのことなんじゃないんですか。

阿久悠作詞・都倉俊一作曲「ジョニーへの伝言」の主人公は、約束の時間に現れないジョニーを捨てて街を出てゆきます。わたしは大丈夫。もとの踊り子でまた稼げるわ。根っから陽気にできてるの。って、やっぱその種の劇場で働く女性なんでしょうか。高橋真梨子さん、そういう意味を込めて歌ってたのでしょうか。だとしたらすごい度量ですよ。

エゴン・シーレの「踊り子」がどのような踊り子を指すのかは、正確には僕は知りません。ただ、そんなきわどい絵じゃありません。脚を抱えるように座り込んでいる女性の絵です。

エゴン・シーレ。中欧。中央ヨーロッパ。間ヨーロッパ。Zwischeneuropa。あ~なんか、いてもたってもいられません。この週末も僕はポーランド語とリトアニア語とチェコ語の教科書をカバンに入れて移動していました。いや、その前にドイツ語の勉強をしなければ。そんなひまあるんですかね。寝ます。