俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

パープル・シャドウズ「小さなスナック」

昨日、いしだあゆみさんの「ブルーライト・ヨコハマ」について書きました。1968年発売、ということでしたね。この曲が入った『青春歌年鑑'68 BEST30』はヘビー・ローテーションでカーステレオで鳴ってます。

便利ですね、この『青春歌年鑑』シリーズ。その年のヒット曲が30曲入ってるんですから。

この1968年版をなぜ買ったか、理由はハッキリ憶えてます。つい何年か前、パープル・シャドウズ「小さなスナック」が無性に聴きたくなったんですね。amazonでCDを探したら、『青春歌年鑑』に行き着きました。青江三奈「伊勢崎町ブルース」、小川知子「ゆうべの秘密」といった曲があるかと思えば、高石友也「受験生ブルース」、フォーククルセダース「青年は荒野をめざす」「悲しくてやりきれない」が入っているという、この何というか選曲の広さが1968年という時代の振幅の大きさをよく表しています。

「小さなスナック」。ヒットした当時はさすがに僕も幼時でしたんで憶えてないんですが、1976年ぐらいに、グループサウンズ(GS)のリバイバルが突如として起こりました。僕は中学生でしたけれど、背伸びして週刊プレイボーイとかを読んだりすると、GSの再発盤の広告が大々的に打ってあったのを覚えてます。

あるとき、昼休み、隣のクラスに遊びに行ったら、ラジカセからこの曲が流れていました。僕のクラスはすごく真面目なクラスだったんですが、隣のクラスがハチャメチャなところで、国語の時間に生徒が「サ行変態活用」というのを大合唱したりというところで、なんかうらやましかったです。このとき、なぜか黒板には、女の子文字で「キッス ストラッター」と大書してありました。

今日も一人で 待っているんだ

君に会えない 淋しいスナック

キャンドルライトに面影揺れる

どこへ行ったの かわいい君よ

忘れられない

男女交際もさかんなクラスで、その点がうらやましかった、というだけかもしれませんが、「小さなスナック」がガンガン鳴っているとなりの教室、忘れられない子供時代の風景です。

昨日、歯が痛くなって歯医者に行きました。「う~ん、これは週2回程度通院が必要ですね。通院できますか?」って、できるも何も、こんなに痛かったら生活できないもん。処置を受けて、痛み止めと化膿止めの薬をもらいました。今日もずきずき痛みましたが、痛み止めを飲んで安静にしていたら、痛みはおさまりました。このまま眠れるといいなあ、と思います。