JERO「氷雨」
昨晩、iTunesStoreでJEROさんのアルバム「カバーズ」を購入。そのトップを飾るのがCMでも流れている「氷雨」です。
詞の内容は今の季節とちょうど半年ずれちゃってますが、インプロヴァイズせず、ていねいにメロディをなぞって歌いあげるJEROさんの唱法にとてもよく合った歌です。そして誰もが感嘆する正確な日本語の発音。粉雪の舞う北米のどこかの冬ではなく、冷たい雨のそぼ降る東京の冬をうたった歌に仕上がっています。サンタナ風のギターが泣きまくるアレンジも正解でしょう。
歌詞のなかに「傘がないわけじゃないけれど 帰りたくない」とあります。もちろん「傘はあるんだけれど」の意。前にも書いたんですが、少なくとも現代日本語においては、二重否定=肯定、という典型的な例です。