俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

ノーネクタイで仕事に行くには(音楽ブログ休止中です)

一応、社会人ですから、身だしなみというものにも気をつけています。若い人に接する日は(って要するに授業のある日は)ネクタイ着用、というのをわりと真面目に守ってきました。

ただし、いつも上下そろいのスーツというわけではありません。スーツも決して嫌いじゃないんですが、気温の高くなる時期になって、汗がじとっとにじんだスーツをまとって朝から晩まで走り回る、というのはあんまり気持ちよくありません。いつの頃からか、ズボン(スラックスともパンツとも言いますが)とジャケットを別々にあつらえて着用することが多くなりました。これで、いい色のシャツにお洒落なネクタイをしていれば、ぜんぜんおかしくありません。動くのも、すごく楽です。

で、一昨年ぐらいからでしょうか、少人数の授業の日など、ネクタイをしないことも多くなりました。ちゃんと磨いた靴にアイロンの当たったチノパン、色柄のいい「ビジネスカジュアル」なシャツ、それにジャケットを羽織るだけでぜんぜんOKな感じがします。というか、うちの職場、そんな人のほうが圧倒的に多いような気が…。

ただし、注意すべき点も少なからず。とにかくマメにクリーニングに出すこと。普通のワイシャツ(white shirtだそうですが「ホワイト」でない「ワイ」シャツも)は一日しか着てはいけませんし、「ビジネスカジュアル」と銘打った仕様のシャツも、二日が限度です。チノパンも、自宅に帰ってくつろぐときにはちゃんと脱いで、汗で汚れないようにすること。そして、服装だけでなく、頭髪も伸びすぎないようマメに散髪し、ひげも毎日剃ること(鼻毛が伸びてるなんてのはNGです)。

などと書いていますが、自宅で洗濯して自分でアイロンをかけるぐらいでないと「マメ」とは言わないのかもしれませんね。そんなふうになれれば僕も本当にお洒落なんですが。で、さっき注文したのは以下の本。

千石英世『アイロンをかける青年 村上春樹とアメリカ』(彩流社,1991年)

実は、気になっていながらずっと未読だった本。どんなことが書いてあるんだろう。楽しみだな。電器店に行くたびに、アイロンを横目で見ながら通り過ぎる独身者の夕暮れが、今日もやってきます。

(注)最近の「ノーアイロン」とうたっているシャツは、自宅で洗って干すだけでも、そんなに変じゃないみたいです。