俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

梓みちよ「よろしかったら」

昨日と今日は、ずっと車の中で梓みちよのCDを聴いていました。例によって6曲入り1000円とかいう安直なベストですが、こういう濃い歌い手さんのCDはこれくらいの曲数でちょうどいい感じがします。「二人でお酒を」が何といっても有名で、そのオリジナル録音が欲しくて買ったんですが、これはジャズコンボをバックにした再録音ですね。すごくいいんですけど、昔、ヒットした時のヴァージョンてこれじゃないですよね。

で、もう一曲懐かしいのが「よろしかったら」。たしかタバコかなんかのCMで使われていた記憶がありますが、手弾きのシンセがピコピコ鳴る、疑似テクノな感じの曲です。この曲の出だしが鳴ると、80年代初頭の空気がさーっと流れ込んでくる感じがしますね。歌詞は大人のオンナのねちっこい恋心を歌ったもので、最近こんなもんばっか聴いてるような気もしてきました。

二日続けて聴いてたら少し飽きたので、久しぶりにFMラジオに切り替えると、ちょうど山下達郎さんの「サンデー・ソングブック」の時間。かつては毎週録音するほど熱心に聴いていましたが、生活が激変して、そんなこともなくなってしまいました。感性がすっかり歌謡曲化してしまって、たまに洋楽の渋めのものとか聴いても、体が受け付けないんですね。この週末も、ボリス・グレベンシコフのアルバムが中古で2枚届いたんですが、聴かずに棚に積んだまま。今晩、ちょっと聴いてみます。