もうひとつの理由は、作者の「わたし」によって文学作品を解釈する批評にたいしてバルトがずっと批判的だったからである。文学とは作者の「わたし」を語るものではないと考える彼は「わたし」と書くことからは遠いところに位置していた。五〇歳を過ぎたころ…
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